今日のように温かい日が来ると春を感じますね♪

しかし・・・春にはご多分に漏れず花粉も襲来。

グスグスした鼻のせいで素晴らしいワインの香りも楽しめない時が一定期間続くと思うと切ないですね。

春は好きだけど花粉は、、、

難しい世の中です!

 

 

さて本日は、先回紹介できなかった他の好評を頂いたワインたちをご紹介させていただきます。

 

赤ワインの中でとにかくご好評を頂いているのは、ボジョレー・ヴィラージュです。

「ボジョレーはヌーボーのイメージが強く好きではなかったが、これは本当に美味しかった」

「花の香りが良い」

といった感想を頂いております。本当に嬉しい限りです!

何を隠そう、このボジョレー・ヴィラージュはヌーボー製法(マセラシオン・カルボニック)にて造れられています。

つまり、2016年のボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーなのです。

それでも普段飲むヌーヴォーとは全く違うのは、ヴィラージュのハイクラス区画 “La Chapelle”で収穫されるぶどうのみを使用しているからです。

この良質な区画のぶどうを使用すると、2年の時を経て今の時期からが美味しさの頂点を迎えます。

このボジョレー・ヴィラージュは今が飲み頃の最高潮です!

熟成カーブのピーク域に突入し、素晴らしい香りとともにその味わいを是非とも皆様に味わって頂ければ幸いです。あまりに美味しいので私も自ら買って飲んでいます!

早飲みと認識されがちなガメイで造られたヌーヴォーですが、これぞガメイのポテンシャルというのを証明する逸品です。

「ボジョレー・ヴィラージュ」は、ここ最近、ワインバーでも目にすることが多いのですが、残念ながら良い畑のものはそれほど出回っていないように感じます。

これからもぜひ多くの方にこのヴィラージュを飲んで頂き、ボジョレーに対するイメージを変えてもらえたらそれほど嬉しいことはありません。

 

 

また、様々な方々から好評だったのは、PUPILLOの赤、レ・フェデリコバロネッサでした。

 

レフェデリコはシチリア島原産のネロ・ダーヴォラを使用したわりとフルボディな赤ワインです。

昔は安めのワインにブレンドされるぶどうと位置づけられていましたが、最近ではこの品種100%で造られた高級ワインが世界的な評価を受け、人気もかなり上昇してきています。

このワイナリーもその人気に乗っかって、、、違うんです。

そんなご時勢には全く興味なく、実はこのレ・フェデリコ、「PUPILLO」が「自分たち家族が飲むために美味しいネロ・ダーヴォラのワインを造ろうよ!」と言ってつくったもの。あまりに美味しいので親族から商品化の要望が出て、仕方ないなぁと少量のみ販売している、シチリア島内でも流通量が極端に少ないレアワインなのです。

なんで私達には販売してくれたのかとても不思議なくらい。。

そんなレ・フェデリコだからこそ、他では味わえない、シチリアの蔵人が自分たちのための味を引き出したワインが好評というのは嬉しい限りです。

 

そして、もう一つの人気バロネッサ。こちらも実は似たような背景から造られています。

シチリア原産のぶどうを使ったワイン造りに誇りと情熱を傾けるワイナリー「PUPILLO」

モスカート・ディ・シラクーザは世界品種に圧され、一時期どこのワイナリーも使用しなくなり一時はシチリアで栽培が完全に途絶えてしまった品種。しかし、このぶどうを復刻させたのが他でもないPUPILLO家です。現在では、こぞって栽培され使用されているシチリア原産のぶどうですが、PUPILLO家の功績は現地で非常に有名です。

 

とはいえ決して固執することはなく、世界品種にも目を向け、シチリアの土壌と相性の一番良い地区にカベルネ・ソーヴィニヨンの畑を造りました。そこから収穫され造られたのがバロネッサです。

「最初は試しながら家族と働くみんなで飲むために造っただけなんだ。でもあまりに美味しいから商品化してって言われて」と言う現当主。今後も販売するかは決めかねていると言っていました。こちらも数量限定の超レアワインとなっています。

飲む人に媚びない味わいが、様々な方に受け入れられる秘訣でしょうか。

「シチリアの暑い太陽が沈みかける夕陽の頃に吹く涼しい海風が、テーブル上のろうそくの灯りを揺らす中にディナーで飲むワイン」(長いw)

・・・ですが、どれも外せない要素なのです!

こちらも人気で数量が少なくなっておりますが、是非皆様にもお楽しみいただけましたら幸いです。

 

さて次回は、ボジョレーの話をさせていただきたいと考えています。

ヌーボーは毎年煽るようなキャッチコピーが物議を醸しますが、2018年はどうだったのでしょうか?

そんな話も踏まえてお楽しみください。

 今更・・と思わずボジョレーの話にお付き合いください♪