「Blanc de blancs」とは？シャンパンの品種を知ろう！

シャンパンのボトルに「Blanc de blancs」と書いてあるのを見たことがありますか？

実は、この表示は「シャルドネ100％※1」で造られたシャンパンを表しています。

ほとんどのシャンパンは品種をブレンドして造っていますが、「これは100％シャルドネだよ！」とアピールしているのが「Blanc de blancs」という表示なのです。

シャンパンのラベルの見方を知ると、さらにシャンパン選びが楽しくなって、「自分好みのシャンパン」を見つけるのに役立ちます！

（※1）ほとんどがシャルドネ100％ですが、稀に他の白ぶどうを使う事もあります。

この記事では、シャンパンに使われる「ブドウの種類」と呼び方について解説します。

分かりにくいと良く言われているシャンパンのラベルでも、読み方を知って好みのシャンパンを見つけましょう！

シャンパンに使って良いブドウ品種とは？

「シャンパン」と名乗るためには産地や造り方など、守らなくてはいけない「ルール」がたくさんあります。

使って良いブドウ品種も、ルールの1つです。

上記3品種が、全体の栽培面積の99％以上を占めています。

他にも、生産量は少ないですが、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、アルバンヌ、プティ・メリエの4品種（すべて白ぶどう）もシャンパンに使って良いブドウです。

シャンパンは「ブレンド」してつくるのがほとんど！

シャンパンは「シャルドネ」「ピノノワール」「ピノムニエ」の主要3種をブレンドして造ることがほとんどです。

一般的に、シャルドネが柑橘系の香りと酸味を、ピノ・ノワールとピノ・ムニエがふくよかさ、力強さや丸みを与えるとされていて、ブレンドによって味や香りのバランスを整えています。

さらに、ブドウの品種だけではなく、シャンパンでは、収穫年の異なるブドウから造ったリキュールをブレンドすることもあります。

一部を除いて、シャンパンの多くにヴィンテージ(ブドウの収穫年)が記載されていないのには、そのためです。

「Blanc de blancs」とは？

フランス語で「blanc」は「白」なので、「Blanc de blancs」とは「白の白」という意味があります。

ですから「Blanc de blancs」とは、白ブドウのみを用いて作られたシャンパーニュの事を指します。

ほとんどのブランドブランが、白ぶどうの主要品種シャルドネ100%ですが、同じ白ぶどうの「ピノ・グリ100%」や「ピノ・ブラン100%」のブラン・ド・ブランも最近は見かけるようになりました。

「複雑で爽快な香り」で、ブレンドのシャンパンとはひと味違う清涼感ある酸味があるのも特徴の一つです。

「Blanc de Noirs」とは？

フランス語で「Noir」は「黒」なので、「Blanc de Noirs」とは「黒の白」という意味があります。

ですから「Blanc de Noirs」とは、黒ブドウ品種（ピノノワール、ピノムニエ）のみを用いて作られたシャンパーニュの事を指します。

ブランドブランと比べると、あまり見かけないラベルですが、知っていると「シャンパン通」と思われるのが「ブランドノワール」

ピノノワールや、ピノムニエはしっかりした味わいのブドウなので「コクがある、深い、重め」といわれるシャンパンになります。

「Blanc de blancs」と「Blanc de Noir」どっちが好き？

自分の好みはもちろん、飲むシーンや合わせる料理によって選び方は異なります。

例えば「夏にスッキリ飲みたい！」なら、ブランドブランを選ぶかもしれませんし、「お肉に合わせて、しっかり目が飲みたい」ならブランドノワールが良いかもしれません。

また、ブランドノワールの中でも「ピノノワール100％」なのか「ピノムニエ100％」なのかによっても味わいが全然違います。

機会があれば「品種の違い」をシャンパンでも飲み比べてみると、自分の好きな味わいが分かります！

「シャンパン」のラベルの読み方を知って、もっともっとシャンパンを楽しみましょう！

アヴィーズのシャルドネ100％「Blanc de blancs」のオススメシャンパン。

是非お試しください。