ボジョレーの今
「ボジョレーなんて時代遅れ」
そう感じているとしたら、その考えのほうが「時代遅れ」
フランスのソムリエさんにそう言われました。
少なくとももう何年も前から、世界では全く逆に捉えられています。
このサイトを立ち上げた際にも書かせて頂きましたが、
今。ボジョレーの区画は「奇跡の区画」とも評され、多くの偉大な醸造家たちがこぞって畑を所有しています。
ブルゴーニュの雄、ルイ・ジャド社も、名だたるボジョレーの畑を獲得し、素晴らしいワインを造り上げています。
Winart No93(Winter 2019)にもこんな記事が載せられていました![全文引用]
ティボー・リジェ・ベレール氏
コント・リジェ・ベレールの末裔。01年、ニュイ・サン・ジョルジュにドメーヌ設立。08年、かつてワイン造りを学んだボージョレに進出し、ムーラン・ア・ヴァンの畑を買う。熟成したガメイの底力に魅せられている。
「あるレストランで有名なテイスターとブラインドテイスティングをする機会があった。彼はそのワインをエシェゾーだという。僕はいやいや、これはミュジニーに違いないって言ったんだ。答えはフルリィの47年だった。でも僕は「ピノ・ノワールみたいなガメイ」っていい方は好まない。将来、「このピノ・ノワールは偉大な年のガメイみたいだね」って人々が言うようになることを期待している。」
私のような人間の幾つの言葉よりも説得力がありますね!
※この号ではブルゴーニュが特集されていました!
※個人的にですが、ワインラバーな方たちはどうぞこの本の定期購読をオススメ致します!
ブルゴーニュ王フィリップ豪胆公により
「卑しく、不誠実」と評されコート・ドールを追放された種
ガメイ(正式名:ガメイ・ノワール・ア・ジュ・ブラン)は、
ボジョレーの地で花崗岩との奇跡的な出会いを果たし
再びワイン界に燦然と輝きはじめました。
弊社の扱うボジョレーはグラン・クリュ(クリュ・ボジョレー)です。
※Beaujolais village を除く
この区画はAOC法による管理が厳しくなされており
色々な意味で有名な[ボジョレーヌーボー]を造ることが許されていません。
そんな偉大な区画のガメイから造られた真のボジョレー
クリュ・ボジョレーのワインをどうぞお試しください。
ボジョレーばかり続いてしまいました。次はイタリアのお話を書かせて頂きます。