ワインは1日で飲みきらなくても大丈夫
「ボトルで買っても、1人だと飲みきれない・・」
「飲み残しのワインって、いつまで大丈夫なの?」
美味しそうなワインを見つけても、1日で飲みきれないと考えると、なかなか手を出せないかもしれません。
実は、飲み残しのワインもコルクを挿し直し、冷蔵庫で保存すれば数日は問題なく保管できます。
しかも、時間の経過で、味の変化も楽しめます!
この記事では「1日で飲みきれなかったワインを上手に保存する方法」をソムリエがお伝えします!
飲み残しワイン保存日数の決め手は?
どれくらいワインが保存できるかは、ボトルに残っている量とワインの種類によって異なります。
ボトルに残っている量で見極めるなら・・
ワインの敵は「酸化」です。一度、ボトルを開けてしまうと、どうしてもワインが外気に触れてしまうので、開封前と同じ状態は取り戻せないからです。
ボトルにたくさんワインが残っていれば、「酸素に触れる面が残量から見て小さい」ので保存は長く、少ししか残っていなければ保存は短いのです。
ワインの種類で見極めるなら・・
基本的には赤ワインの方が長持ちします。赤ワインにはタンニンがあるからです。
赤ワインには渋味のもととしても有名な「タンニン」が含まれています。これは、自然の保護成分であり、ワインを酸化から守ってくれる働きもするのです。
しかし、白ワインにはタンニンはほぼ無いので酸化が早いのです。
保存日数の目安は?
では、具体的に抜栓後も十分に楽しめる保存日数を見てみましょう。
ここでは、コルクを戻して冷蔵庫で保存する場合です。
ボトル半分以上残っている
・白ワイン→2.3日
・赤ワイン→4.5日
ボトル1/3ほどしか残っていない
・赤・白ワイン→1.2日
量が少なければ、なるべく早めに飲んでしまう事をオススメします!
スパークリングワインの保存方法は?
スパークリングワインの場合は、泡が抜けてしまうため、その日のうちに飲みきりましょう!
しかし、どうしても1日では飲みきれない場合や、時間をかけて飲みたい場合のために、「シャンパンストッパー」を持っておくと便利です!
オンラインで、800円ぐらいで購入できます。
飲み残しのワインも美味しく保存するグッズ
コルクだけでの保存では不安。という方は是非「便利グッズ」を利用しましょう。
特に、こだわりのワインを買った時には試してみてください。
バキュームワインストッパー
何より大切なのは、ワインを空気に触れさせない事です。
バキュームワインストッパーは、ボトル内の空気を抜いて保存するためのグッズです。
ネットで検索すれば1,000円未満で購入できるので、是非お試しください。
移し替えて保存する
少々お高いですが「ワイン用の真空パック」に移し替えて保存する方法もあります。
また、空き小瓶に移して保存するのもOKです。その際は、小瓶の口ギリギリまでワインをしっかり入れて空気が入らないようにしておきましょう。
コラヴァン
コラヴァンは、コルクにごく小さな穴を開けてワインを注ぐための道具。これを使えば、抜栓前と同じ状態でワインを保管できるという、ハイテクグッズです!
コルクを開けなければ、ワインは外気に触れないので酸化することはありません。
コラヴァンは、コルクにごく小さな穴を開けますが、開けた穴はすぐに閉じます。そのため、ワインを1杯楽しんだ後、2年以上も味が変わらずに保存できるそうです!!!
しかし、お値段はとても高いので…
高級ワインを少しずつ飲みたいという時に特におすすめです。
まとめ
ワインは1日で飲みきらなくても大丈夫です!数日かけて楽しめるのも、ワインの魅力です。
飲み残したワインは、コルクを戻して冷蔵庫で保存しましょう。
スクリューキャップだったら、保存も楽ちんですね!
とはいえ、開栓後はなるべく早く飲んで、酸化して味が変わる前に極力飲み切るようにしたいですね。
それでも飲みきれなかったら…
次の記事では、時間が経ち過ぎてしまったワインへのオススメをお伝えします!
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