海外旅行で美味しいワインを「おみやげ」に選ぶ方法

 

ワイン好きなら、海外旅行の「おみやげ」にワインを買って帰るのは最高の楽しみです!

ワイナリーや、現地のリカーショップなどでは、日本で買うよりも安く美味しいワインが驚くほど沢山あるからです。

嬉しくて、つい色々と買いたくなりますが…旅先の「気分だけ」で買ってしまったり、買い過ぎてしまって持ち帰れなくなってしまったりしては、最後に困ってしまいますよね。

この記事では、旅先でも失敗せずに「本当に美味しい」ワインを上手に買う方法をソムリエが御紹介します。

是非、ワイン産地を訪れる前に、参考にしてみてください。

 

現地ワイナリーでワインを買う時のポイント

ワイナリーを訪れると、ワイナリーや畑の見学が出来てワイン好きにはたまらない経験になるでしょう。

最近ではパッケージツアーに、有名ワイナリーが含まれている事もあります。

せっかくだからと色々買いたくなるかもしれませんが、「本当に買って帰りたいワイン」かどうかを見極めるポイントをお伝えします。

既に日本に入っているワイナリーかどうかを確認する

最初に「既に日本でも買えるワイナリーかどうか」を確認しましょう。

今は、大手ワイナリーのほとんどが、日本でも手軽に買える時代だからです。

ネットでワイナリーの名前を調べれば、日本に輸入されているかどうかはすぐに分かります。

もちろん日本よりも、現地ではずっと安く購入できますが「荷物に入れて日本まで持って帰る大変さ」と、費用対効果で考えましょう。

訪問前に、値段も含め調べてみて「購入するかどうか」を考えておくことも出来ます。

特に大手の場合は、試飲だけ楽しんで、日本で購入するのでも良いでしょう。

大手ワイナリーであれば、空港の免税店にもあるワインかもしれません。特にヨーロッパは、高税金なので、免税で買えたらとってもお得です!

 

「日本では買えない」ラインナップのワインを買う

すでに日本に輸入されているワイナリーでも「日本では買えないワイン」がある場合もあります。

全てのラインナップが日本に輸入されているとは限らないからです。

例えば良くあるのが「スタンダードなライン」だけが日本に輸入されており、プレミアムラインは輸入されていないということです。

プレミアムなラインは、もともと数が少ないので輸入されていたとしても一般には買えないということも良くあります。

そんなプレミアムなワインを手に入れるのは、ワイナリーを訪れた時がチャンスです!

ワイナリーで聞いてみたり、事前に調査したりしてみましょう。

 

個人で小さなワイナリーに行ってみる

自分で小さなワイナリーを探して行ってみるのも面白いでしょう。

ワイン産地は「観光地」でもあります。特にボルドーや、シャンパーニュ、リオハ、ナパなど。有名産地であれば、多くのワイナリーが観光客を受け入れています。

日本では見たことのない小さいワイナリーも、沢山あるので探して訪問してみましょう!

「試飲つきのツアー」にすれば、お気に入りのワインが見つかるかもしれません。

基本的には予約がマスト。事前に確認してから訪問しましょう。
また交通の便があまりよくない場所にあることがほとんどです。アクセス方法も良く調べてから行きましょう!

 

街中で美味しいワインを買いに行く!

観光客向けの、デパートや百貨店のワイン売場でも良いですが、せっかくならローカルなお店に行ってみると、素敵な出会いがあります。

現地を訪れたからこそ見つけられるワインを探してみましょう。

現地のリカーショップでワインを探す。

一番のオススメは現地にある「リカーショップ(酒屋)」に行ってみることです。

現地のワインショップには、現地の人がいつも飲んでいるお酒が売っているからです。

 

フランス人はオンラインではワインを買わない?

フランス在住の方によると、フランス人はネットで『良いワイン』を買いません。その理由は「いつ、どんなふうに、何が届くか分からないから!」だそうです。
欲しいワインは地元のリカーショップで買うのが一般的。だからこそ美味しいワインが沢山おいてありますし、店員さんはとても詳しいです!

言語に不安があると、聞くのも躊躇してしまうかしれませんが、Google翻訳を使って単語だけでも何とかなります!

そのためにも、いくつかポイントを抑えておきましょう。

ポイント①値段の相場を知っておく

ある程度、値段の相場を現地価格で知っておけば「金額」で失敗することはありません。

レストランやスーパーでチェックして、日本で○○円のワインが、どれくらいかをチェックして相場を確認しておきましょう。

値段の相場を知っていれば、事前に予算も決めて行けるので、無駄に高いワインを進められることもありません!

※そのためにも滞在初日よりも、数日経って少し相場に慣れた頃に行きましょう※

 

ポイント②赤・白・ロゼどれが欲しいかを決めておく。

店員さんに声をかけると必ず「どのタイプのワインが欲しい?」と聞かれるでしょう。

その時に「なんでも」と答えてしまうと、店員さんも困ってしまいます。

まずは、店員さんと一緒に最初の1本を選んでもらって、どんなワインを勧めてくれる店員さんなのか、話しやすい方かを、確かめてみましょう。

好みの合う店員さんに出会えたら、他のものも選んでもらいやすいので、『最初に選んでもらうタイプ』だけを事前に決めて店員さんと話し始めましょう!

ちなみに、ロゼは日本に入ってきていないワインNo1なので、個人的にオススメです。

ポイント③レストランで飲んで美味しかった地元のワインの写真を撮っておく

同じものが欲しいなら写真を見せて「これはありますか?」と聞けばOKです。

一度飲んだので、だいたいの値段も分かっているので安心です。

もしくは「これがとても気に入ったのですが、似たような味(のオススメ)はありますか?」と聞くのも良いでしょう。

店員さんの主観なので、全く違うワインを持ってこられるかもしれませんが、それもまた御愛嬌でw

※注意※
法律でリカーショップの『営業時間』は限られている国が沢山あります。また日曜日が休みのお店も多いので気を付けましょう。
パスポートの持参も、お忘れなく!!(特にアメリカ)

 

「蒸留酒」を買って帰る

食後酒として人気の「蒸留酒」をお土産に買って帰るのも良いでしょう。

日本では、あまり飲まれていないので、現地でしか買えない珍しいものも沢山見つけられるからです!

ヨーロッパでは特にワインを造った後の「葡萄の搾りかす」から出来た蒸留酒が色々あります。

・フランス「マール」
・イタリア「グラッパ」
・スペイン「オルホ」

どれも名前は異なりますが、製造方法はほとんど同じです。

アルコールの強いお酒ですが、ワインとは違う葡萄の香りがとても美味しいお酒です。

大きさも、500mlなど小さめボトルが多いのも、お土産に嬉しいですね!

ヨーロッパでも、高アルコール度数の酒に関しては「酒税」が高いので、日本で買うのと値段はそんなに変わらないと思うかもしれません。
しかし、運が良ければブルゴーニュで「DRCのマール」なんて希少なものに、出会える事もあるのです!

 

持ち帰るための梱包グッズ!を持参する

せっかくのワインを、割れないように持ち帰るために日本から必ず「プチプチ」を持参しましょう。

海外で手に入るのは「とてもかさばる箱」か「とても弱い緩衝材」しかないからです。

スーツケースに入れる際は、ワインをプチプチで包んで、さらに洋服などでもしっかり包むと安心です!

パッキングのポイントは「隙間を作らない」ことです。

もし隙間が出来てしまったら、スナック菓子を買って緩衝材として詰めておきましょう!

梱包便利グッズ

プチプチ→軽いので多めに持って行く。他の壊れ物を買った時にも使える。

ハサミ→日本のハサミは安くても使いやすい!トランクに1本入れて置くと便利。

テープ→剥がしやすく割と強力な養生テープがオススメ。梱包以外にも何かと使える。

大きめの圧縮袋→万が一割れてしまった時の為に、梱包したワインを入れておくと安心!

旅先で美味しいワインを探しましょう!

ワイナリーやリカーショップなどで、おみやげワインを上手に探す方法のまとめです。

ワイナリーで、おみやげワインを探す3つのポイント
・日本で買えるワイナリーかどうか調べてみる。
・日本に入っていないラインナップを聞いてみる。
・小さなワイナリーを探して行ってみる。

街中で、おみやげワインを探す3つのポイント
・値段の相場を知っておく
・欲しいワインのタイプを決めておく
・レストランで美味しかったワインの写真を撮っておく

旅先で美味しいワインに出会い、帰国してからも楽しむ時間は、とても至福の時間です。
「現地でしか手に入らないワイン」や蒸留酒を、是非探して「おみやげ」にしましょう!

 

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大切に持ち帰るためにも、梱包グッズはくれぐれもお忘れなく!