Cuvées Camille
2007年 銘醸地アヴィーズに珠玉のシャンパーニュが誕生した。
使用されるのは、グランメゾンがこぞって買い、プレステージキュベに使用しているものよりもさらに上のクラス。あえて名付けるならアヴィーズの中でも生産者しか見ることのない超特級品のシャルドネだ。
地下で8年間の熟成を経て完成したのは、きれいな泡が溶け込んだ複雑で豊かな香り。
飲む人すべてを魅了する極上のシャンパーニュを造り出したのは、フランク・ボンヴィル3代目であるオリヴィエ・ボンヴィル。彼だからこそ出来たネゴシアンブランドだ。
「アヴィーズをこよなく愛し、アヴィーズの魅力をもっと世界に届けたい」
その一心で、自らの畑だけにとどまらず、周辺のグランクリュ区画と契約して、自らのチームで栽培・管理を始めた。以前から農薬をできるだけ使わず、環境と地質と生育を行う生産者であったが、2011年からは除草剤や殺虫剤をまったく使用していない。自身の土地だけでなく、管理する区画までHVE認証を取得する徹底ぶりだ。
オリヴィエ自身、とにかく畑に出る人だ。毎日畑に足を運び、畑の声を聴き最善の方法でブドウと向き合っている。畑はすべてグランクリュ区画なので、普通に生育しても飛ぶように売れるはずだ。しかし彼にとって、そんなことは関係ない。ここ数年ずっと、地質学者とともに畑を掘って研究している。
アヴィーズの最大の魅力の一つは「理想的な位置にチョーク層があり、その恩恵を最大限に請けれる。他のグランクリュ村はもっと深いところにあることが多い」からだそうだ。よほど緻密に理解している証拠だろう。
販売実務は甥に託し、彼はいつもすぐに畑へ歩いていく。
「アヴィーズ村」を表すのにオリヴィエが理想とするシャンパーニュは、彼の愛娘の名をとったブランド「キュベ・カミーユ」
まさに「アヴィーズの秘宝」とも呼べるシャンパーニュとの出会いはすべての人に感嘆をもたらすだろう。
